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◆『荻窪風土記』井伏鱒二(新潮社1982)随筆集。古書市にて購入。
井伏鱒二さんについてはよく知らないけど(「山椒魚」ぐらいしかう読んでいない〜教科書だっけ?)高名な作家。僕が上京し中野にアパートを借りた70年代ころ(今も住んでるけど)井伏さんは荻窪に健在だったのかとで同じ空気を吸っていたのかと今更ながら感慨深い。中央線沿いやらの自分の住んだ環境やら交流を書いいた随筆。大正の関東大震災とかリアルに読み取れ、昭和初期の風景など今と違う空気感・距離感が伝わってくる。移動手段とか「歩く」が主だったからなのでしょうか。文士(太宰とか)との交流・文学同人誌とのかかわりとかも書かれていてかいま見られる日常生活を興味深く面白く読みました(いちいち言葉の検索はめんどうなのでわからない所はすっ飛ばして読みましたけど〜文庫も出てるようなのでそちらで読み返しても良いかと)。井伏さんの小説も読んでみなくちゃね。