syousetu
宮本武蔵の物語は良く目にするけれど佐々木小次郎となるとよく知らない珍しいような・・・ということで。
◆少年少女物語文庫『佐々木小次郎』朝島靖之助、挿絵/矢島健三(集英社版1957)
〈つばめ返し〉とか吉川英治の「宮本武蔵」での創作らしいのでこの話も、それに準じた話なのが吉川英治版を読んでいないのでわからない。
佐々木小次郎は姿も美しい人天才剣士、所作、身なり考えと美しいものを好むキャラクター。それを堂々と主張するのは、結構新しい人物像で面白い。野武士に連れ去られた母を探す旅をしている。お供は忍びのじいやとハトの白雪丸。前髪は母に切ってもらうためにのばしたままで稚児とからかわれたりする。
剣の道の違う武蔵と意識し助け合いながら日本一をめざし、巌流島の結末に行き着く。実在の人物かどうか、その分イメージも広げ易い?・・・物語として面白く読めました。
この著者は同じ文庫シリーズで「宮本武蔵」も書かれているようで、これも読んでみたい。

見開き全ページに挿絵が入っていて(雜誌の挿絵はこんな感じですよね)、読みやすい(イメージしやすい)。イラストと活字のレイアウトも考えているしこういった挿絵小説?いいなあ。