tankouhon
◆『ちかいの魔球⑩』ちばてつや/漫画、原作/福本和也(講談社1963/昭和38年)
先日買った中古漫画本。雑誌連載作品を単行本化したものを講談社もA5判のハードカバー本で出していたんだなと・・・(講談社は「のらくろ」とかハードカバー函入りで雑誌掲載作?をまとめたゴージャスな本を戦前から出しているんだけれど)。ラインナップお見ても作者名が載っていなくでよくわからないけれど、きっと講談社系の雑誌にの載った作品なんだろう。
「少年マガジン」の広告もカバーの〈そで〉に載ってる。悪書?としての漫画が横行していたんでしょうか、日本一の出版社とか、漫画賞受賞作家の作品だとか、学校の先生も褒めている教育的優良作品とかの言葉はマンガはこれからですよ、という作り手の意欲を感じさせる(時代的にあってるかどうか知らないけれど)。
この「ちかいの魔球」はリアルタイムで読んではいなくて、小さな新書版あたりで読んだと思うのでこのA5判は読みやすいし隅々まで絵を見て取れて印象が違うように思った。
新書版が出始めるのは、ダイヤモンドコミックスが最初なのかな・・・
◆「ロック冒険記」手塚治虫(コダマプレス1966/昭和41年)※ちなみに「少年クラブ」講談社連載。最初の単行本化は鈴木出版?
昔は、幾つかの出版社から、雑誌連載の作品がその出版社でなく単行本として出していましたね。長井さんの青林堂も白土三平の本を出していたし(貸本の時代と重なるのかな)、漫画単行本を雑誌社が自社で出すという流れにはなっていなくて、売れると気づいて?自社で出し始めたのか・・・それには新書版という形が値段的にも買いやすく一番普及しやすかったのでしょうか。

この「ちかいの魔球」は「巨人の星」の元ネタになった作品らしいですね。なるほど共通点が多いように思います。この最終巻だけ読んで全体を思い出すこともなく、あまり好みの終わり方じゃないなあと思ったくらいです。でもちばてつやさんの生活描写は好きなので、今度は少女マンガの方を読んでみたいと思った。