kinenhon
◆『少女の友 創刊100周年記念号 明治・大正・昭和ベストセレクション』(実業之日本社2009)
戦前含め雑誌の歴史を知るには良さそうと購入。
1908年~1955年まで48年間休刊することもなく発行。
まだ、つまみ読みですが図版も多く丁寧な作りの本(全部ではないが再録の文章は新漢字・現代仮名づかいでの表記は読みやすい)。
昭和10年前後戦前まで、内山基主筆(編集長)、中原淳一が表紙の頃が盛り上がっていたようで戦前のその時期の記事が中心にピックアップされている。
女性の画家も居たようですが人気があったのは、中原淳一、蕗谷虹児、松本かつぢといった、男性画家だったんですね・・・というか女性の描き手は少なかった?
◎〈画像右〉前にも紹介した表紙もない水濡れした昭和12年の『少女の友』より中原淳一の巻頭イラスト「三味線』。中原淳一は〈それいゆ〉とかはつり目?の女性絵が印象的でしたが、少女系はタレ目的で年齢差を描き分けていたんでしょうか。
セレクションの中に、戦争中に大事にした「少女の友」を油紙に包んで木箱に入れて地中に埋めたというエピソードが載っていた。戦後開けてみたら、雨水と湿気で見られないものになっていたそうで、古書で買ったこの本もそんな運命にあっていたかもと・・・。戦前のモノには戦火を越えた物語がありそうですね。

※関係ないけど、この世界の片隅のすずさんはコマ割りマンガがうまいのですが(単行本描きおろし~サービスカットだとは思いますが)、独自に描いたとすればすごいことだと思って、何を読んでいたんでしょうね。きっと、「少女の友」など買えそうに見えないし、お友達から見せてもらったりしてたんでしょうか。鬼イチヤンが「のらくろ」(『少年倶楽部』)でも読んでいたのか、立ち読みかという手もあるなあ・・・ということで何を読んでいたんだろう・・・この時代コマ割りマンガの認知度はどれくらいだったんだろうという興味でした。