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◆『ロック冒険記(1) 第一部デイモンの嵐編』手塚治虫(コダマプレス1966)
このKODAMA DIAMOND COMICSが最初の新書判コミックスらしい。「現代大衆文化の新ジャンル劇画、漫画の大系シリーズ」といううたい文句に意気込みを感じる。ほぼ1年間で50冊ほど出しているようだ。マンガの新書判は同じ年(1966)のサンデーコミックス(秋田書店)、サンコミックス(朝日ソノラマ)ほか翌年にかけて各出版社からコミックスのラインナップが並ぶようになったようだ。当時新書判コミックスを認識した頃にはもうダイヤモンドコミックスは出ておらず、古本で手に入れたと思うので、数冊しか手に入れていない。だから、装丁の把握は難しいけれど、カバー表紙を真ん中で仕切る統一したデザインはなかなかオシャレ。白土三平さんの本(「真田剣流(1)」この本は再版で1ヶ月後に刷られているので人気があったのでしょう)も添えてみました。
巻頭に作者の言葉、巻末に解説(尾崎秀樹、「真田剣流」は大島渚)貼り付け奥付に検印シール、そしてスピン(栞)。当時の一般の書籍に準じたものでしょうけれど糸とじで頑丈だし(あとで出た講談社コミックスなどノリどめ製本なのでバラけてひどいものだった)。なんにしろ新書判コミックスのさきがけとしては立派な本だと思う。
新書判関連では初期のサンコミックスの扉にカラーイラストを挟み込んだ装丁も良かった。