fuyuno
・・・遅ればせですが読みました。
◆『冬の動物園』谷口ジロー(小学館2008/初出2005~07)
すべての谷口さんの作品を読んでいるわけではなくて『事件屋稼業』『「坊っちゃん」の時代』などが印象にのこる作品です。表紙とタイトルから散歩ものかと思って読んでいなかった(^_^;)。
内容はひょうひょうとした主人公の若者が1966年〜1968年の京都と東京などが舞台に流されながらも目的を見つける?自伝的作品。谷口さんは僕より5歳上なので、僕が上京した頃の5年前の風景ということになりますが(街がが綺麗すぎるるようにみえなくもない)、案外あの頃と変わらないように見える。今はなき映画館「ミラノ座」とか「COM」「ガロ」はもう存在しないので、やはり懐かしいというべきか。新聞専売所で働いて大学に行っていた友人のナビゲートて上京したし(それが中野だったので居つくことになった)、専門学校ではヌードデッサンもやってたし・・・。そんなことも思いながら、面白く読みました。
主人公の描くマンガの話もなかなか良くって、谷口さんもこういう絵で作品を描かないのだろうかと妄想してしまう。谷口さんはこのテの作品に集中線などマンガの記号を描かないけれど、そういう点でバンドデシネ的なんだと思う(それでヨーロッパで受けう入れられていると推測する)けれど、マンガっぽいものも見てみたい気がします。